この作品の題名にもなっている、青い空のカミュについてですが、この"青い空のカミュ"は本編ではラジオで曲名としか扱われていませんでした。
一応僕が考察したこの題名の意味としては
"青い空"というのは題名の下にあるようにin the blue skyという表記から場所であると考え、物語にでてきた青い空がある場所というのはオオトモ様がいる世界しかないと思います。
そして次に謎だらけのカミュ(camus)ですが、この表記はフランス語で、検索するとフランス人の作家がヒットします。
(これ以外に関係ありそうなヒットなし)
そのカミュという作家の代表作として"異邦人"というものがあります。
この異邦人という意味は、異国人、神に選ばれた人、別世界から来た人などの意味があり、これを当てはめると
青い空のカミュ→青い空の異邦人
さらに英語表記だとcamus in the blue skyのcamusが異邦人となるため、青い空の中にいる異邦人が直接的な和訳になります。
最初青い空にいた元座敷童子のオオトモ様、次に青い空の世界に留まる事になる座敷童の蛍
座敷童子という人間ではない、世界に歪みを与える特別な存在
以上を踏まえて青い空のカミュになった?のかなと思いました。
個人的に高評価な点
全体的にCGが幻想的すぎて圧倒されてました。異世界ではホラー要素がありどんよりとした雰囲気でしたが、その分平和な青いドアの家の世界の雰囲気に浸ることができて良かったです。
百合要素
めちゃくちゃ百合百合しててホラーとは思えないほど和まされました
陵辱という過程
これは僕のこの作品への評価が高い大きな原因にもなっている。
エッチシーンが怪物によるレイプ、陵辱1本で特に体育教師にスパンキングされ、その後フェラを強要させられるシーンはぐうシコでした。
その他にも69で百合えっちを強要した後に、目の前で2人の処女を奪ったりと精神的にも陵辱していたのでとても満足のいくシコリティだった。
何よりも今回は快楽堕ちが無かったのが物凄くよかった、
ここからは僕の好みだが、僕は今まで嫌がって犯されていたヒロインが快楽堕ちするのを見る度にPCを殴りたくなるくらい腹が立っていた。
何故嫌がっている女の子を無理やり心身ともに犯すという神聖な行為を楽しんでいるのに、途中でヒロインがそれを求めるようになってしまうのか?本末転倒とはまさにこの事
精神的にも犯し尽くした"先"が"快楽堕ち"というのは間違ってはいないが、陵辱をする"過程"を楽しむ自分にとっては快楽堕ちの描写は必要ではない、
しかしこの作品のいい所は快楽堕ちがないのだ!
最後まで嫌がって、抵抗のできないまま犯され続け最終的に諦めた所でBADEND終了としてタイトルに戻される。
エロシーンの全てを快楽堕ちまでの過程に使っていたのでとてもヒロイン2人が虚しく抵抗する姿はとても"美しく"写ったし、選択肢が出る度にBADENDがあるので、それを見るために物語をはやくはやく"怪物"のように進めていた。
流体力学を引用したレイノルズ怪物ち〇こ好き
不満点
物語終盤全般
自分達が巻き込まれたのは全て偶然だ(題材の1つの不条理を際立たせる為もあると思うが)、怪物が白い光となって手伝ってくれる所など理解不能なご都合主義と超展開で、理解が追いつきませんだした。
最後に
この物語ではアルベール・カミュが書いた"不条理"物語内では偶然乗り過ごしただけ、偶然兄がこの街に来ただけ、という偶然の連続による不条理と
"大切な物を綺麗なままにする(心身ともに)"兄と燐との下りや、オオトモ様のセリフ、その他にも沢山使われていたが、特に両親の関係、兄を失った"燐"は"何も持っていなかった蛍"よりも傷ついたと思います。
そして最後に途中にラジオで座敷童子が呼び寄せる"幸運"と幸運とは似て非なる"幸せ"とは何かを題材にしていると思います。
しかし、そんな幸せとは何かを題材にしているこの作品のENDは残酷なもので
両親、そして兄と失い続けてきた燐は
過去に夜這いするほど愛していた兄の正体を見つけるも目の前で亡くし、蛍をこれ以上傷つけない為に自分すらも失くしてしまう選択肢を選ぶ。
二人でいることを誓い合った今まで何も"持っていなかった"蛍は
物語のラストで燐が現実世界に戻れず、ようやくなにかを手にした燐という存在がを失うという。
登場人物が誰も幸せになれてないEND
という後味の悪いものでした。
しかし、だからこそ"幸せ"とは何かをより一層際立てていたと思います。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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